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信行体験談

広島平和記念大会に参加して ~ 核兵器を持つことを 許さない時代を ~

2018.08.15

第6連合吹田教区2組 藤本一輝

 去る8月5~6日の2日間、73回目・平成最後となる広島記念式典に、朝岡淳仁師と大東教区の助野雅彦さんと一緒に参加しました。
 初日は江田島にある旧海軍兵学校へ行きました。休憩所の展示スペースにも旧海軍兵学校ゆかりの物が展示してあり、係の案内で敷地内を見学しました。校舎の赤レンガは特注でイギリスから輸入され、建築に時間とお金がかなりかかったこと、大講堂では式典が行われ全学生が整列して天皇陛下をお迎えしたこと等、説明を受けました。教育資料館には多くの資料が保存され、神風特攻隊々員たちの両親への遺書や遺品が展示されていました。その内容に心打たれ、心が苦しくなるものばかりで、自分が今生きているありがたさを痛感しました。
 そうした過去があったからこそ今があり、今、好きなことができる時代に生かせていただいている。当たり前が当たり前ではなかった時代があった。自分が描いた道を選べる権利が今はある。そう考えると自分の悩みや考えがちっぽけに感じ、どんな壁でも乗り越えられる気になりました。
 2日目は佛立寺に朝参詣し、ご供養を頂戴しました。ご信者さんが車で会場の近くまで送ってくださり、温かいおもてなしをいただきました。
 いざ記念式典に参加。他府県からはもちろん、80ヵ国以上の海外からの参加者で会場が溢れかえっていました。ボランティアのボーイスカウトの方から、一輪の花とプログラムを受け取り、献花台に花を添えて一礼。8時に式典が始まり、原爆が落とされた8時15分に黙もく祷とう。この1分間の間に色々なことが頭をよぎり、この場にいることの幸せを噛みしめました。
 安倍総理、広島市長等の話に続く小学生の子が「人間は美しいものを作ることができます。人々を助け、笑顔にすることができます。しかし恐ろしいものをつくってしまうのも人間です」と平和への誓いがあり、深い感銘を受けました。人間こそが核兵器だ。この世の中を良くするのも悪くするのも全ては人間の行動で左右される。改めて今の行動を見直そうと思いました。
 式典が終わり原爆ドーム、平和祈念資料館の見学へ。中学生で訪れた時には、悲惨な光景に向き合えない自分がいましたが、今回は感じ方がまた違ってとても勉強になりました。リニューアルされた資料館では、心が苦しく、虚しさを感じました。原爆の恐ろしさ。大勢の人の人生を一瞬にして奪い去ってしまう核兵器の威力の凄さ。まさに地獄とはこのようなことだと感じました。また、小学校の時に学習した千羽鶴を折り続けていた佐々木禎子さんが柩ひつぎの中に入っている写真を見て、嘘のような出来事が本当にあったのだと思い知らされました。未だ親族で被爆に苦しむ方がおられ、次の代にも被爆した遺伝子を受け継ぎ苦しんでいる事実。その人たちにとってまだ戦争は終わっていません。本当にこのような過ちを侵してはならないと強く感じました。
 見学後広隆寺に参詣し、少しでも平和の手助けになるように、戦争で苦しむ人たちがいなくなりますようにと、御題目をお唱えさせていただきました。
 今回参加させていただいたことを心から感謝します。そして今、私が置かれている立場に対し、ありがたさを改めて感じました。繰り返しになりますが、二度と戦争をしてはいけない。このような出来事を起こしてはいけない。世の中に核兵器を持つことを許さない時代を築きあげるように、微力ではありますが訴えて行きたいです。
 これからは参詣ご奉公を通じ、この経験を活かし、世の中がもっと良くなるように御題目をお唱えし、精進させていただく所存です。

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